中等部での算数・数学の学習は、学期ごとにテストをし、2つのホームルームクラスを習熟度別に3つのクラスに分けて授業を行っています。ホームルームクラスでの一斉授業に比べ、指導する人数が少ないため、生徒一人ひとりの理解度や学習状況を把握しやすいというメリットがあります。
また、習熟度別の3つのクラスは、最終的な学習内容は同じになりますが、授業内で重点を置くポイント(基本的な計算力の向上、応用的な問題へのアプローチなど)に違いがあります。そして、3年間毎学期クラス替えを行うため生徒のモチベーションになっています。中には色々な習熟度のクラスを経験する生徒もいます。自分に合った授業のクラスに入ることによって成績を伸ばす生徒がたくさんいます。
6年生は英語学習の導入期と考え、文字指導や音読指導などを中心にじっくり指導し、基礎学力を身に付けることを目標にしています。7年生からは各学期の試験をもとに、2つのホームルームクラスを習熟度別に3クラスに分け授業を行います。基礎クラスではその単元の文法事項の定着を目標にし、発展クラスではその文法事項を使い、自分の言葉で表現することができることを目標にしています。
各クラスとも、扱っている教材や定期試験の範囲は同じですが、授業の進め方に違いを持たせ、生徒のレベルに合った授業ができるように心がけています。クラスでの一斉授業に比べ、少ない人数なので、一人ひとりの理解度やペースに合わせて授業を進めることができます。自分のレベルに合ったクラスで授業を受けることにより、効率的に成績を伸ばすことができます。
また、ALTとの授業も週一回程度行っています。この授業も習熟度によりアクティビティの難易度を変えながら、生徒が楽しく英語活動に取り組めるよう工夫しています。
漢字学習の意欲、漢字力の向上、受験勉強の一環として、毎年度1月に6〜8年生全員、学校を会場に漢字検定の受験をしています。7年生が4級、8年生が3級取得を目安にしていますが、年ごとに上級をめざす生徒が増え、2級合格者も出ています。