初等学校の学習
子ども一人ひとりの力を豊かに育てるため、発達の様子を考慮して「個別学習」を行います。個別学習は単元ごとに編集された「清明の算数」や「かんじれんしゅうちょう」など、独自の学習書を使用してそれぞれの子のペースに合わせて進める学習です。
1,2年生では、「低学年総合学習」を通して多様な体験活動を行い、感性や追究心を培い、創意工夫を楽しむ態度を養います。
3,4年生では、低学年での学習をもとにして基礎学力の定着を図ります。また、「劇の時間」には友達と協力して表現活動に取り組み、自己表現を楽しむとともに仲間との絆を強めます。
5年生では最高学年として、また中等部につながる学年としてこれまでの体験や学びをもとに学習を深めます。また、副読本「わたしたちの清明学園」を使って学園の歴史をたどり、自分の学びの姿勢を見つめ直します。
日記指導
清明学園では、日記を書くことを奨励しています。子どもは日々の生活の中で疑問に思ったことや調べたり試したりしたこと、お手伝いをしてほめられたことを書く子、友達と遊んだり家族と過ごしたりしたことなど、さまざまなことを書きます。教師は日記を読んでその考え方や行い方などを赤ペンで返事を書いて、認めて励まします。他の子に読んで聞かせたり、学年通信等に掲載したりして、一人のよさをみんなで学び合います。
読書指導
清明の子は本をたくさん読みます。すべての教室の学級文庫を充実させて、いつでも本を手に取れるようにしています。
低学年では、教師による読み聞かせを日常的に行っています。また、週に1度の「文学の時間」には図書室のカーペットでお話を聞きます。3年生以上では週に1時間「読書の時間」があり、図書室でじっくりと本を読みます。お勧めの本を紹介し合うこともあり、読書欲が高まっていきます。「朝読書」の時間には子どもたちは真剣に読書し、その習慣は中等部まで継続しています。